GB07:9)Great North Eastern Railway

この鉄道会社は、今はもうありません。この会社が主に運営していたイギリスの大幹線・東海岸本線は、昨年12月に新しい会社 National Express East Coast に引き継がれました。実は当日乗ったときにはそんなことなど全く知らなかったのですが、奇しくも「お名残乗車」となってしまいました。
1947年に国有化されるまで、イギリスの鉄道はすべて民営でした。多くの民営鉄道が1923年に4つの大きな鉄道会社に統合されたのです。そのひとつ、London and North Eastern Railway(LNER)が東海岸本線を運営していました。イギリス国鉄が1996年に再び民営化された際、この伝統の名前が受け継がれたのです。
ロンドンからヨークへの往復は、このGNER(車内放送ではジーニアーと読んでいたようです)の1等客車で楽しみました。各客車に掲げられたちょっと時代かがった?紋章には「ROUTE OF THE FLYING SCOTSMAN」と添えられていました。ここの1等客車はかなりゆったりしているのですが、座席の向きは固定されていて、背もたれ収納ではないしっかりとしたテーブルが設置されています。しかも、そのテーブルにはコーヒーカップと砂糖がすでにセットされていました。
これだけで私はもうなんかワクワクしてしまいました(実際大はしゃぎだったと嫁さんに言われました(^^;)。今や日本の鉄道で陶器で飲み物を出してくれるところはほとんどないですからねぇ(^^)。ロンドンを出てしばらく車窓を楽しんでいると車内販売の人がやってきて、コーヒーやらお菓子やらいろんな食べ物を売って回ります。食堂車で作ったサンドイッチを席まで持ってきてくるサービスもあったようです。ちなみに画像にあるミネラルウォーターは無料でした。
ヨークからの帰りでは、食堂車で夕食を取ることにしました。これまた日本ではもうほとんど楽しむことのできないサービスです。イスとテーブルは多分1等車のそれと同じで、テーブルにはちゃんと白いクロスがかかっていました。ナイフやフォークもしっかりとしたもので、お望みならワインまで出る本格的なサービスです。
場所が場所だけに値もちょっと張るのですけど、暮れていくイングランドの大地を車窓に見ながらの夕食は格別です。車窓のことはまた別の項目で詳しく書きたいと思っていますが、イギリスの郊外の景色を見てて思ったことは、山が全くないということと、羊がやたらに多いということでした。昼間と夕方ではまた違った表情を見せるので、片道2時間×2の道のりは、私にとってはあっという間でした。いやー、楽しかった(^^)
GNERは全体的な雰囲気がいい意味で古風な感じがしました。後で出てくるVirgin Trainsのちょっとカジュアルな雰囲気とは対照的ですね。後継のNational Express East Coastもサイトをぱっと見た感じではカジュアルな印象だし、そういう意味でもGNERがなくなってしまったのはちょっと残念なような気もします…
<おまけ>
イギリスの鉄道会社Hull Trainsの公式ページに、イングランド北部の町Hullからロンドンまでの3時間の旅を3分に圧縮した運転台展望ビデオを見つけました。お楽しみください(^^)。
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